SSブログ

ヴォーグ キャブ フロート修理 [モペット]

3ヶ月程前だが、息子からガソリンが少しずつ漏れているのを騙し騙し乗っていると報告が有った。
学校行ってコックを締めるのを忘れたら、帰りにガソリン空っぽで泣いたらしい。
フロート故障はヴォーグの定番だが家のは今まで問題なく当たりを引いたなと思っていたので、ゴミでも詰まったのだろうと思って分解したらシッカリフロートがチャポチャポ言ってました。
1/3位入ってます

image-20130602020653.png

予備のキャブも有ったのだが修理出来ないか試して見た。
まずはガソリンを抜く必要が有るが、その前にどこから入ったか? パンク修理よろしく水に入れて泡を探す事にした。水では無くお湯だと中の空気が膨張して泡が出やすいだろうと洗面台の中でグルグル回していたらどうも真ん中の合わせ目にスキマができているようだ。
(水周り作業でしたので写真は有りません)

ガソリンの侵入箇所がわかった所で、次にガソリンをどうやって抜くか。
ニードルを抜いてみるか? 元の高さを測った後、傷つけないように当てをしてラジオペンチで抜きます。
スポッと簡単に抜けましたので、また刺してて見る。
止まるまで挿して高さが同じ事が確認でき、再組込みは安心です。
でも穴は貫通していませんのでガソリンは抜けません。しょうがないドリルで穴あけだぁ!
注意しなければいけないのはニードルが当たる底は残す必要が有るので、手持ちで最小の1mm径の穴にしました。
この選択は又違う課題を発生させます。1mm穴だとガソリンが振っても出てこない!!
注射器で吸い取ってやる〜! …ダイソーのだと針が太くて入りません
ガサゴソ道具箱漁ると出て来ました、アクリル接着剤用に東急ハンズで買ったヤツ、1mmピッタシ。
チューチューチュー3回でガソリンはカラになります。

さてここからガソリンが入り込まない様に隙間埋めです。
接着剤ではガソリンに溶けて直ぐに駄目になるだろう。まぁ換えは有るし興味本位のリビルトなんで壊しても構わないと自己溶着で行くことに。

半田ごてを電圧コントローラーで温度調整。
ペットボトルの蓋を実験台に焦げずに溶ける温度に調整します。強く当てても大丈夫な位低い温度の方が良いと思います。
後はフロートの真ん中辺、嵌め込みの隙間をぐるっと一周半田ごてでなぞるように溶かします。
私の場合、一回目は先っちょで細かくジグザグを書くようにし、2回目はコテの太くなったところで押し付ける様にしました。合わせ目は溝になりますが重なった部分ですので問題なしでしょう。

最後にドリルであけた穴に瞬間接着剤を一滴たらしニードルを挿して完了です。

3ヶ月ほぼ毎日乗っていますが、今の所ガソリンの再侵入は有りません。
フロートも前に買った時は800円位だったと思いますが、今はかなり値上りしました。
国内のフロート単品価格で、輸入だったらキャブ毎買えちゃう!

コテ作業が上手く出来るかですが、駄目元で試すのもいいかもしれません。

次回キャブ清掃の時、どうなっているか写真を撮ってみます。






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。